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海外Webライターが使ってる!WordPressで稼ぐための厳選プラグイン12

2016年07月05日 23時00分更新

文●Sally Wood

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せっかくWordPressで文章を書いているなら、うまく仕事につなげたいもの。ソーシャル拡散からマネタイズまで、お役立ち系プラグインの紹介です。ライターじゃなくても、WordPressサイトを運用しているならチェックしてみて。

ライター(本の著者かコピーライターかを問わず)の生活は誤解されがちです。周りの友人からは夢のような仕事を始めたと思われます。自宅を出てオフィスに出勤する必要はなく、やることなすことに文句をつけてくるうるさい上司もいません。さらに会社という制約もなく、毎日4時間の昼食休憩を取れると思われているのです。

確かにそういうことはあるものの、ライターの生活はノートPCのブルーライトを何時間も浴びることだという事実についてはみな忘れがちです。また、しっくりくる言葉やフレーズ、的確なトーンを必死に探さなければなりません。ライターにとって、生計を立てていくことは実態のない制御不可能なもの、つまり自分自身の「インスピレーション」にかかっています。アイデアを言葉にうまく変えられないライターはお金を稼げないのです。

こうした気が滅入るような状況の中で、Webライターのみなさんに私の記事『The Best WordPress Plugins for Writers and Writing(ライター・ライティング向けの究極のWordPressプラグイン)』の続編をご紹介しようと思います。Webライターの生活を少しでもラクにしてくれるWordPressのプラグインを詳しく解説します。

Revive Old Post

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Revive Old Postは、過去のブログ記事をTwitterフィードに自動的にアップロードしてくれるプラグイン。過去記事を今の流れに合わせるために恥ずかしい宣伝文句を書く手間を省けます。また、Twitterフィードを最適化し、Twitterを更新する暇がないときに(たとえば、書き忘れていた小説の草稿を作っているときに)フィードが停滞するのを防いでくれます。アクティブインストール数は8万件にのぼり、しかも定期的に更新しているこのプラグインはライターにとってSNS活用術の要です。

WpLike2Get

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残念ですがライター、特に経験を積もうと必死な新米ライターは、書いた原稿すべてが収入になるとは限りません。名前が検索エンジンに残るように、ブログを何度も更新しなければならないライターもいます。そこで、ブログと読者との間に効果的な壁を作ってくれる、WpLike2Getがおすめです。読者が記事をSNSにシェアすると、壁(編注:アクセス制限のこと)はすぐになくなり、コンテンツが見られるプラグインです。完全無料で、ある程度の宣伝効果を得るにはすばらしいツールでしょう。

しかし、注意点もあります。定期的にブログを読みに来てくれる読者がいなければ、このプラグインは効力を発揮しません。とにかく実際に読んでもらわなければ、SNSで共有する気も起きないでしょう。

Jetpack by WordPress

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JetPack by WordPressはどんなライターにも使ってほしいプラグインです。まだインストールしていなければ、Blankenspoorが書いた記事『Add WordPress.com Features To Your Site : A Guide to Jetpack』をチェックしてください。無料ですので、躊躇せずに。そのすばらしさに絶対に気づくはずです。

UpdraftPlus Backup and Restoration

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UpdraftPlus Backup and Restorationは、すべてのライターが定期的にしなければならない(でもしていない)作業、記事のバックアップをしてくれます。しかも自動です。このプラグインはDropboxやGoogleドライブ、Amazon S3、またはメールなど、あらかじめ選んだ場所に一括してバックアップしてくれます。開発元によると、WordPressプラグインのバックアッププラグイン・ランキングの上位にあり、80万件もアクティブインストールされているそうです。詳しくは開発元によるYouTube動画をチェックしてください。

W3 Total Cache

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サイト訪問者だろうとサイトオーナーだろうと、高速なWebサイトを願うのは誰だって同じです。遅くてスマートさを感じられないWebサイトはオンライン界の負け組に片足を突っ込んだようなもの。たとえ執筆した記事に特化したWebサイトだとしても(Webサイトの読み込みを遅くする大きなファイルや画像の使用を避けていても)、その遅さを言い訳にはできないのです。W3 Total Cacheプラグインは、圧縮やデータベースのキャッシング、ダウンロード回数の削減、サーバーパフォーマンスの向上、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)との統合などの技術を使ってサイトを最適化してくれます。アクティブインストールが100万件を超えるほど人気が高いのもうなづけます。YouTube動画でその概要を見られます。

Akismet

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スパムはとても迷惑な存在で、誰もが嫌っています。使いやすいAkismetプラグインなら、サイトのコメント欄へのスパムをブロックできます。苦心して仕上げたブログ記事に関連しているコメントだけを管理し、返事ができるようになります。たとえば、Dr. Michael Michelsonからの「にきびのない肌を作るための5ステップ」などという15件のコメントを、1つ1つ削除する必要がなくなるのです。質の高いコメントだけを残して、返事ができるし、イヤなスパムコメントは駆除できます。

Google Doc Embedder

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Google Doc Embedderは、PDFなどのファイルをコンテンツに埋め込み、Googleドキュメント・ビューアーを使って読者に読んでもらいたいライターにおすすめです。読者にコンテンツダウンロードの許可も与えられます。読者にとってより分かりやすい作品例を埋めこみ、味のあるサイトを作れます。

Amazon Link

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記事ページにアフィリエイトリンクを貼れば小遣い稼ぎができるのに、ライターを職とする人はどうもそれを忘れがちです。おすすめ商品を紹介するときに利用したいのが、Amazonのアフィリエイトプログラム(そしてプラグイン)です。さらに著書があるライターなら、自著の詳細を自身のWebサイトでも必ず紹介すべきです。誰かがWebサイトから購入したとき、少ないながらも収益を得られるからです。

s2Member Framework

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ブログから収益を得るための一番有名な方法は、会員だけが読める高品質の限定コンテンツを含むセクションを作り課金することです。課金を考えているなら、WordPressのページや投稿、タグ、そして全カテゴリーを保護してくれるプラグイン、s2Member Frameworkがおすすめです。利用価値の高いオプションが多く、設定はとても簡単です。PayPalと統合しているので支払いプロセスがとても合理的で、熱心な読者が簡単に課金購読サービスに申し込めるようになっています。無料版と有料のプロ版の両方(189USドルの1回払い)があります。

Portfolio Gallery

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ライターの生死はポートフォリオにかかっています。作品の例やこれまで携わってきたプロジェクトを読者にスタイリッシュに見せなければなりません。Portfolio Galleryを使えば簡単です。

MyBookTable

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MyBook Tableは、書籍を執筆しているライターには必要不可欠なプラグインです。著書の説明や画像、レビュー、購入リンクをWordPressサイトに並べて表示できます。仲介者を立てることなく、PayPalやeJunkieのボタンをサイトに埋めこみ、著書を直接売ることさえできます。

Disqus Comment System

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Disqus Comment Systemは、すべてのWordPressサイトに備えつけるべきコメントシステムです。サイトに接続されたコメント欄がDisqusコミュニティにも接続され、インターネットユーザーが興味のあるコンテンツを見つけやすくなります。コメントネットワークとしての機能も兼ね備えています。

最後に

WordPressにたくさんのプラグインをインストールすればするほどパフォーマンスも変わってきます。ここで紹介したのはどれもすばらしいプラグインですが、あなたにとって本当に必要なものだけをインストールし、快適なライター生活に役立ててください!

(原文:Even More WordPress Plugins for Writers

[翻訳:加藤由佳]
[編集:Livit

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