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Google依存はそろそろマズイ!WordPressでソーシャル対応を加速する6つの方法

2016年07月21日 23時00分更新

文●Charles Costa

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ソーシャル検索の時代に向けて、Google向けのSEOだけではなく、ソーシャルメディア最適化にも取り組みたいですね。WordPressサイトの基本的な対応は?

何年もの間、Googleやほかの検索エンジンは、Webサイトで注目度を高めるためには欠くことのできないものとなっています。さらに現在では、Twitter、Facebook、Pinterest、Instagram、Google+などのソーシャルメディアやそのほかのネットワークも主要なトラフィックソースです。ソーシャルメディアはGoogleなどの検索エンジンとは少し異なっていますが、もしWordPressサイトの開発や運営をしているのなら、ソーシャル検索に取り組むのはそれほど大変ではありません。Content Marketing Instituteによると、サイトとソーシャル検索や検索エンジンの最適化は、切っても切れない関係にあります。

Social Media Conversation

ソーシャル最適化コード

1.オープングラフ

Facebookは、ソーシャルメディアと同じ機能を持つWebサイトが作れるように、2010年にOGP(Open Graph Protocol)を開発しました。自分のWebサイトがFacebookでどのように見えるのかをカスタマイズするため、独自の基準を提供しました。OGPの機能の主な特徴は、本文のほかにもメタ情報を表示したい場合、自身の投稿にカスタム画像、タイトル、説明を選択して表示できることです。

WP Facebook Open Graph protocolプラグインを使うと、WordPressで作成したWebサイトをFacebookに簡単に共有できます。

2.Twitterカード

Twitterのマニュアルによると、Twitterカードはツイートにリッチなメディアを加えて自分のWebサイトとシェアできます。数行のHTMLを加えると、「カード」が作られ、ツイートを投稿したユーザーのフォロワーにカードを表示します。主なカードは下記のようなものです。

  • Summaryカード:タイトル、ディスクリプション、サムネイル、そしてTwitterアカウントアトリビューション
  • 大きな画像付きのSummaryカード:画像を目立たせるSummaryカード
  • Appカード:モバイルアプリを直接ダウンロード
  • Playerカード:ビデオ/オーディオ/メディア

WordPressのWebサイトに、Twitterカードの機能を組み込みたければ、JM Twitter Cardsをチェックしてください。

3.リッチピン

Pinterestをビジネスに活用できるリッチピンは、ピンに追加情報を含められます。TwitterやFacebookと比べ、Pinterestは情報の発信者にかなり多くの権限を与えています。ピンに記事の情報を追加できるだけでなく、読者は商品の購入や、位置情報を即座に見たり、アプリをダウンロードしたり、レシピを見たり、映画の詳細を知ったりできます。これらの特徴は、ビジネスをする人に焦点を当てたしたソーシャルネットワークなので道理にかなっています。

ソーシャルメディア最適化サポートをWordPressに加える

WordPressは山ほどコンテンツを作る人にとっては、ソーシャルコードを手動で加えるのは実用的ではありません。幸いにも、オールインワンのソーシャルメディア機能を提供する人気のSEO関連のプラグインがいくつかあります

4.Yoast SEO

何千人ものWordPressユーザーに格別人気のある、Yoast SEOはGoogleの検索順位を上げる手伝いだけでなく、ソーシャル検索の最適化もしてくれます。このプラグインの最大のメリットは、コンテンツ作者が自動的にメタ情報を提供できるところです。多数の作者でWebサイトを運営している場合、各自が簡単にソーシャルメディアの情報を入れられるので、共有された投稿は適切な情報を表示します。

公式のYoast SEOドキュメントには、特集記事の全体像や設定に関する専門的な解釈が載っています。

5.WordPress Social Sharing Optimization (WPSSO)

もう1つの役立つソーシャル最適化ツールはWPSSOで、オープングラフコードの専門的な事項を扱う軽量なものです。WordPressでの投稿の最適化に加え、高性能化したソーシャル共有をサポートするアドオンもあります。いくつかの機能をあげると、位置情報のサポート、レスポンシブデザイン、モバイルアプリのストレージデータなどです。特にありがたいのはWPSSOが多くの情報源をサポートをしてくれることです。

情報源となるのは、bbPress、BuddyPress、WooCommerce、Yoase SEO(WordPress SEOとしても知られています)、Gravatar、SlideShareなどで、サポートされているもののほんの一握りです。Yoast SEOがリストに含まれているのは、Yoast SEOがそのほかのSEOツールと衝突しないからです。つまり、すでに使っているSEOツールを拡張することになるからです。

6. Jetpack

WordPressの公式プラグインであるJetpackは、投稿が共有される過程を効率的にするために、ソーシャル共有機能を持ちあわせています。JetpackにあるPublicizeは、投稿ボタンを押すとすぐに自動的に投稿をソーシャルメディアサイトと共有できます。

そのほかの方法と比べると、メタ情報をそれぞれのソーシャルネットワークごとにカスタマイズできないので、使い方がとても限られています。その代わり、既存のタイトル、説明などが簡単に使え、ソーシャルネットワークに送信できます。

単に、きちんと機能するツールが必要なら、Jetpackは最適です。いくつかの役立つ機能が含まれているからです。

業界の変化に備えて

ソーシャル検索の台頭が意味するのは、自分のWebサイトに人を呼び寄せるのに、Googleだけをあてにはできないということです。検索エンジンは具体的な情報(近くのレストラン、参照情報など)を探すには最適ですが、一般的なコンテンツとなるとセマンティック検索は次の新たな領域です。

簡単に言えば、セマンティック検索は文脈(位置、情勢、興味、デバイスなど)を解釈し、文脈に即した検索結果を提供します。トピックから感情を測ることは、検索結果に影響を与える数ある要因の1つ。だから、ソーシャル検索には精力的に取り組む必要があるのです。

ソーシャル検索に重点を置く必要性はいまのところ感じないかもしれませんが、検索エンジンがよインテリジェントな能力を持ち、検索結果も変化してきているように、ソーシャルもブランドの現状や影響力を測るのに最適な方法になるでしょう。

(原文:6 Easy Ways to Leverage Social Search in WordPress

[翻訳:Karin Hwang]
[編集:Livit

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