ついに来た!動画広告「元年」だった2016年の広告市場を振り返る

2017/01/17

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今回は動画広告市場について紹介します。

今まで動画元年と何度も言われてきたものの、なかなか肌で実感する事は少なかったと思います。ところが昨年2016年は、動画広告が広告代理店やマーケッターの人にも、実感があったのではないでしょうか。今回はどのような媒体が市場成長に繋がったか、まとめます。

動画広告市場の概況―インターネット広告市場規模推計調査より

実際に、近年でも2016年の動画広告市場規模は急成長でした。その変化については下記を参照ください。

~2015年は516億円、2016年には前年比160%、825億円と推計~
インターネット広告市場において、近年、急速に成長していると考えられる、動画広告の市場規模に関して、推計を行った。2015年の動画広告費は516億円となり、インターネット広告費全体の5.6%を占めている。2014年の動画広告費は290億円であり、2015年に動画広告費は前年比178%と推計された。また、2016年の動画広告費は825億円となると予測され、前年比160%と、引き続き高い成長率を示すと推計された

動画広告市場の中身は―広告商品別の推計調査より

では、動画広告市場の内訳はどうなっているのでしょうか。

2016年は、引き続きインストリーム広告が市場全体の52%を占める439億円に成長し主流は変わらないものの、インフィード広告とインバナー広告を合計したアウトストリーム広告と呼ばれる広告商品の需要が急増しました。
とくに、スマートフォンでのユーザー体験を損なわない広告フォーマットの普及に沿い、インフィード広告の需要が著しく急増しており、2016年は197億円、前年比約2.5倍の成長となる見通しです。

上の調査では、各広告商品の違いを下記のように説明しています。

  • インストリーム広告:動画コンテンツの間に挿入されて表示される広告
  • インフィード広告:サイトやアプリのコンテンツの途中に設置された広告枠を、ユーザーが視聴したタイミングで表示される広告。音声はデフォルトでオンになっているものや、オフになっているものなど、提供事業者によりさまざまである
  • インバナー広告:メディアのバナー広告、ピクチャー広告枠を基軸に表示される広告。
    広告枠内で自動再生されるものや、ユーザーがクリックをして再生されるもの、あるいはバナー(ピクチャー)広告をクリック後、動画プレイヤーが起動し再生されるものなど、提供事業者によりさまざまである
  • その他:コンテンツ内にアーカイブ化され、ユーザーが視聴選択をして表示されるものや、検索結果に表示された動画コンテンツの一部として表示されるものなどがある
引用元:サイバーエージェント、国内動画広告の市場調査を実施

動画市場全体の半数以上を占めているインストリーム広告は、主に動画視聴サービスを提供しているメディアの広告枠となります。その中でもYouTube(TrueView)広告が最も高いシェアを占めています。

次いで急成長を遂げているのがインフィード広告です。こちらはTwitterFacebookなどのSNSが多くの割合を占めています。インストリーム広告は、興味がない場合、ワンクリックが必要ですが、インフィード広告は、興味が無ければ、そのままスクロールすれば飛ばせるところがユーザーにとってはメリットです。

その影響か、視聴率はインストリーム広告と比べて低いのですが、CVRは全体的に高い傾向にあります。
※もちろん媒体が保有しているターゲティング精度も起因しています。

注目すべき「その他」の動画広告商品

その他」で特に伸びが大きかったのは、アプリ広告主向けに普及した、動画リワードという広告ではないでしょうか。

動画リワード広告とは、ユーザーに対してインセンティブ(アプリ内アイテムやスタミナ)を付与する代わりに、15秒から30秒の動画を見せる広告です。リワードという言葉から「アップルやグーグルなどのプラットホームへの規約違反ではないか??」と言われる事もありますが、まったくそのようなことはありません。インストールへのインセンティブであればNGですが、あくまでゲーム内のアイテム付与などのためなので、問題がないのです。

また動画リワードを導入しているアプリ側には、ユーザーの継続率を上げる間接効果や、広告収益を生み出すなどの付加価値があります。

アメリカのゲームアプリでは、ユーザー課金ではなく広告収入で売り上げを得ているアプリのほうが多いくらいです。

また今後は動画に特化したメディアやアプリが続々と誕生すると考えられています。特に料理レシピ動画サービスや動画視聴サービスなどの普及によって、さらに動画在庫は増えていくと予想されます。

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