ついに始まったアップルのSearch Adsはアプリ広告の常識を変えるのか?

2016/11/15

D2Cスマイル

FREE
73

Web広告の中でも未だに、売上の多くを占める検索広告。

D2C Rでも実際に、アドネットワークだけでなく検索広告の運用もしています。その中でも2016年10月5日アメリカで先行リリースされた、アップルのSearch Adsについて紹介します。

アップルのSearch Adsってどんな広告?

「Search Ads」とは、アップルが運営しているApp Store内に表示される検索広告です。

アップル曰く、

「App Storeアプリのうち、65%以上は検索後にダウンロードされている」

この数字から見ると、検索結果に広告が出せるのは非常に大きなことです。アプリ提供者だけでなく、アプリプロモーション全般を取り扱うD2C Rのような広告代理店も注視していることは間違いないでしょう。

「Search Ads」の掲載イメージは下のようになります。

主に下記3点がクリエイティブの要素となっています。

  1. アプリのタイトル
  2. 評価
  3. ストアページのスクリーンショットorディスクリプション

基本的にはストアの情報を元にしているため、Google Adwordsのように細かくPDCAを回すのは難しそうです。広告におけるABテスト≒ストアのABテストとなりそうです。

管理画面の設定項目

161110_02

キャンペーン単位で設定できる項目は、下記の3点です。

  1. Budget(総予算)
  2. Daliy Cap(日予算)
  3. Campaign Nagative Keywords(除外キーワード)

キャンペーン単位で総予算を設定できる箇所はGoogle Adwordsと異なります(グーグルのストア内検索広告については後述します)。

161110_031

続いて広告グループの前半部分。

  1. Ad Example(広告)⇒ストアの情報を元に自動的に生成されたもの
  2. Storefronts(国)⇒現在はアメリカ合衆国のみ
  3. Devices(端末)⇒現在はiPhoneのみ
  4. Ad Scheduling(スケジュール)⇒日にちだけでなく、曜日×時間帯も細かに設定可能
  5. Default Max CPT Bid(上限タップ単価)⇒アップル広告はClickという表現ではなくTAPと表記されるため、CPT=Cost Per TAPとなる(2016年春にクローズしたiAdというAppleのADNWでも同様の呼称)
  6. CPA Goal(CPA目標)⇒上限タップ単価に加えて目標の獲得単価も設定可能

広告グループの後半部分。

161110_04

  1. Search Match(マッチタイプ)⇒入稿キーワード以外でも広告露出をするか否かのチェックボックス。チェックするとストアの情報や類似アプリのデータを基に広告を露出できる
  2. Recommended Keywords(キーワードレコメンド機能)⇒アプリの情報を元に、推奨キーワードを表示。またキーワードを入力すると、大まかにボリュームを測れる
  3. Ad Group Keywords(追加キーワード)⇒レコメンドではなく、手動入力でキーワードを指定
  4. Customer Types(カスタマータイプ)⇒ターゲットとして、「アプリの未利用者のみ」もしくは「すべてのユーザー」の選択が可能
  5. Demographics(性別/年齢)⇒性別は男女、年齢については1歳刻みで18-64歳の範囲で設定可能
  6. Locations(地域)⇒特定の州や都市を指定可能

グーグルと比べてマッチタイプの種類が少ない、掲載先が自然検索に出ないなど、見劣りする部分もありますが、基本的な検索広告の機能は備わっている様子です。

※ちなみに2016年の12月末までの期間限定で100ドル分無料で出稿できます。

Google Playストア内の検索広告

グーグルではすでに2015年7月末にストア内の検索広告がリリースされています。

161110_05

掲載先は自然検索とGoogle Playストア内で、imp量は想定以上に出ている様子です。検索の比率が高いアカウントでは、Google Adwordsの予算内、40%以上消化しているアカウントもあります。またSearch Adsと大きく異なるのは下記の2点です。

  1. 指名キーワードで広告が露出されにくくなる
  2. 検索結果に2つの広告枠がある

最初の「指名キーワードで露出されにくくなる」ですが、Google Playストア内でのアプリ検索で「特定アプリのキーワード」の検索に対して、自然検索結果の1番目に表示されているアプリの場合、そのアプリの広告は検索結果には表示されなくなり、それ以外のアプリの広告が「特定アプリのキーワード」に入札していれば、2番目に表示される可能性があります。

例えば、Google Playで「Chrome」と検索すると、通常はChromeアプリが自然検索結果の1番目に表示されます。その場合は、Chromeアプリが検索のアプリインストール広告で「Chrome」のキーワードに入札していても、Chromeアプリの広告は表示されなくなります。

一方で、Chromeアプリとは異なるGmailアプリが「Chrome」のキーワードに入札している場合は、Gmailアプリの広告がChromeアプリの自然検索結果の後に表示される可能性があるということです。

これに関しては、こちらを参照してください。

今後、徐々に縮小傾向にあるリワード広告から、Search Adsへ予算が動く可能性は高いと考えられます。

(記事提供:D2Cスマイル

<a href='https://www.webprofessional.jp/tag/d2c-smile/'>D2Cスマイル</a>

D2Cスマイル

株式会社D2Cが運営するデジタルマーケティングの総合オピニオンサイト。D2C社員がそれぞれの専門分野における知見をブログ形式で発信することで、トレンドシフトのはやいデジタルマーケティングの今を集約し、マーケティングに関わるすべての方々に有益な情報をお届けします。

Loading...