フロントエンド開発をこよなく愛するLIG林優一さんとMacとテニスと愛犬の話

2016/12/27

小島芳樹

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デザインとエンジニアリング、デザインとビジネスなど、クリエイターにも従来の仕事の範囲を超えた知識と発想が求められる時代。連続インタビュー企画「Borderline」では、ブログ「テクニカルクリエイター.com」を運営する小島芳樹さんが、注目のクリエイターが日々どんなことを考えているのか? オン/オフの両面からお話を伺います。
第2回は、 株式会社LIGでCTOを務める林 優一さん。ライフイズテックで留学CTOとしても働く林さんに、日々の仕事から趣味のテニスやペットのことまで、たっぷりお話いただきました。

週6日働く、健康的なエンジニア生活

小島 林さん、今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介を兼ねて、普段のお仕事について教えてください。

  株式会社LIGのCTOをしています、林 優一です。CTOといっても、それほど特別なことをしているわけではなくて。エンジニアが困っているところを助けたり、開発環境を作ったり、社員を採用したり、チームを作ったり……あとは実際に案件に入ってモノを作ったりもしていますね。
それからもう1社、プログラミング教育を手がけるライフイズテック株式会社で、「留学CTO」としても週に1日働いています。そこでは、主にフロントエンド周りの開発をしたり、現場のエンジニアとどう作っていくかを議論したり……といったお手伝いをしています。

林さん

林 優一(はやし・ゆういち) ソーシャルゲーム開発会社にてUI/UX開発本部本部長としてフロントエンド設計・開発及びマネジメント業務に従事。その後、株式会社LIGにフロントエンドエンジニアとして入社。フロントエンド開発・フロントエンドエンジニア育成を担当し、UI含めた設計からサーバーサイド・インフラ(AWS)分野まで幅広く担当。得意言語はJavaScript。2015年6月にCTO就任。

小島 ということは、週に6日働いている?

  週1日はライフイズテック、週5日はLIGで働いて。で、週6日ですね。

小島 働きますね。土曜日も働いているってことですか?

  土曜日は「黙々集中タイム」と呼んでいるんですけど、1人だけでできるLIGの作業は土曜日に全部押し込んで(笑)。

小島 じゃあ、平日の週4日がLIG。もう1日が……

  ライフイズテック。

小島 LIGでは受託開発と自社サービスの2つの事業があると思うんですけども、両方とも林さんが見ているんですか?

  そうですね。自社開発のほうは業務の優先度を決めたり、環境を整備したり、全体的に見ていますね。

小島 1日の流れはどんな感じですか? 朝は早起き派?

  6時起きですね。

小島 お、僕と一緒です。

  朝6時に起きて、時間があれば犬の散歩に行って。で、ちょっとのんびり朝食を食べて、1時間ぐらいニュースサイトを見ながら情報収集して。始業時間の30分前ぐらいに会社に着いて、コーヒーを1杯淹れてから仕事に入る、といった感じです。

小島 朝は結構……

  ゆったり派です。

小島 ずっと朝型の生活ですか?

  会社の始業時間に合わせて多少は変わっていますけど、基本的には社会人になってずっと同じですね。むしろ、リズムを崩すと頭が痛くなったりして。

小島 僕はここ半年ぐらいで、急に朝型にシフトして。

  急に?

小島 結婚がきっかけだったんですけど、朝型はいいですよね。

  朝は早く起きてゆっくりしたほうが、1日全体が締まるというか。朝ばたばたすると、もうずっと1日中ばたばたしちゃう。

小島さん

小島芳樹(こじま・よしき) ソーシャルゲームやUIデザインの会社にてWebデザイナー・フロントエンドエンジニア・ディレクターを経て、現在は都内のIT企業で企画やアライアンスを担当。2016年より「エンジニア」+「デザイナー」=「テクニカルクリエイター」のためのWebメディア「テクニカルクリエイター.com」を立ち上げ、IT・Web技術やデザインについての最新トレンドを発信している。 最近の趣味は水泳、トライアスロンへの出場を目指して練習中。

小島 で、会社に来て、メールチェックしてから……

  Redmine(※)のタスクをチェックして、困っている人のチャットやissueがあればそれを片づけたり、打ち合わせに参加したり。空いている時間はエンジニアとしてコーディング、JavaScriptを書く、といった感じですね。

小島 夜は何時ごろまで会社にいますか?

  就業時間は夜7時までですけど、8時には会社を出るようにしています。

小島 健康的な生活ですね。

  仕事が残っていれば一度家に帰ってご飯を食べて、続きをやることはありますけどね。ちゃんとご飯は食べようっていう。

小島 すてきです。

こだわりがない仕事スペース

小島 どんなところで働いているか、林さんのデスクを見せてもらえますか?

  いいですけど、何もないですよ(笑)。

(一同、林さんの席に移動するも、30秒ほどで戻って来る)

小島 本当に何もない。

  びっくりするぐらい何もないでしょ(笑)。

小島 仕事するスペースでこだわっているものは? 「これがないと」みたいなものとか。

  ないですね。パソコンと電源とインターネットがあればどこでも仕事できますし。

小島 いつも作業は席で? 外出して作業することもありますか?

  席でやったり、この辺(打ち合わせスペース)のテーブルでちょっと気分変えてやってみたり。あと、会議室で横になりながらやって作業することもありますね。

小島 会議室で横になれるんですか?

  カーペットを敷いてある会議室があるので、空いていればちょっと横になりながら……。

小島 やりづらくないですか?

  いや、そんなことないですよ。リラックスしながらできますし。

小島 僕なら絶対寝ちゃう(笑)。

対談イメージ

留学CTOってなんですか?

小島 もう1社のライフイズテックはどんなきっかけで働くことになったんですか?

  ライフイズテックのCTOは橋本善久さんなんですけど。

小島 元スクウェア・エニックスのCTOの方ですよね。

  はい。で、Ex-CTO meetupっていうイベントに橋本さんが登壇すると聞いて、単純にミーハー精神で観に行って(笑)。そのイベントで、「留学CTO」っていう話がちょこちょこ出てきて、懇親会で橋本さんに「ちょっと興味あるんですけど」って声をかけたんですよ。そしたら「一度見に来てください」って言われて、ライフイズテックが開催する中高生向けのテックキャンプに見学に行ったんです。

小島 テックキャンプ?

  キャンプをしながら、モノ作りを体験する場なんですけど、そこで子どもたちの熱量や技術の高さを見ていたら、自分はこんなんでいいのかな、って……。

小島 刺激を受けた?

  はい、火を点けられて。そこで、ライフイズテックの事業の話やビジョンを聞いて、すごく面白いなと思ったんです。「何か手伝えることはありませんか?」とお話したら、留学CTOというかたちで週に1日働くことになりました。

小島 CTO以外の留学はないんですかね。

  ないんじゃないですか(笑)。

小島 今度聞いてみよう。

新型MacBook ProとiPadは必需品

小島 続いて、プライベートの話を。この連載では、普段持ち歩いているお気に入りのモノを見せてください、とお願いしています。

  かばんの中にほとんどモノが入っていなくて、実はiPadとMacBookしかないっていう。

小島 じゃあ、まずはiPad。Proの9インチですね。

小島 キーボードはつけてないんですね。それから、最近買った……

  MacBook Pro。タッチバーつきのモデル。MacBook Proは仕事であろうとなかろうと、わりと持ち歩いていますね。

小島 iPadは何に使っています?

  基本はメモを取るのと、あとは写真。趣味で写真を撮るので、撮った写真をiPadにいったん送って、iPadでプレビューする、みたいな流れで使っていますね。

小島 iPadのメモって特別なアプリを使っていますか?

  メモ系アプリはわりと好きで、たくさん使っていますよ。

小島 僕も一時期はまっていろいろ使っていたんですけど、すぐ消しちゃうんですよね。

  僕も使わないものは消しちゃいますけどね。

小島 最近見たアプリだと、シロクマのアイコンで、Markdownで書ける……

  「Bear」ですか? 使いましたよ。クラウド保存が有料だから、いまは使っていませんけど。

小島 そうそう、Bear。面白そうだったけどなぁ。

  僕が使っているエディターはMacもiPhoneも「iA Writer」(※)ですね。

小島 iA Writerって使ったことないですね。どんなところがいいですか?

  Markdownで何でも書けるっていうのは、ほかのアプリと一緒なんですけど。プレビューがしゅっと出てきて、スライド操作でさっさっと切り替えられます。

小島 へー、おもしろそう。使ってみます。

  フォーカスモードでカーソルを画面の中央に維持したりもできます。

小島 入力位置を画面の中央に固定するUIって流行りなんですかね、最近。g.o.a.t(※)がこういうUIですよね。ずっと真ん中にカーソルが出ている。

  書く仕事は、電車の中でiPhoneで見出しを作って、パソコンで引き継いで書き足していくことが多いですね。

小島 MacBook Proを触ってもいいですか? あ、薄い! めちゃくちゃ薄い! しかも軽い! キーボードの操作感がないのがちょっと気持ち悪いですけど……すぐに慣れました?

  あんまりキーボードにこだわりがないんですよね。

小島 ピチピチって、音が出ますね。タッチバーが思ったよりきれい。

  意外と発色がよくて、スワイプしたときも遅延しないできれいに出ます。

小島 でもEscキーは押した感じが……。ブラインドタッチしていると、Escキーの反応がないのは違和感がありそうですけど。アプリの対応はどうですか? Sketchあたりはすぐに対応してほしいですけど。

  SketchとPhotoshopは12月中に対応ってアナウンスされていますね。

小島 いいなあ。見ていたら欲しくなっちゃった。

  買えばいいのに(笑)。

趣味は犬と写真、テニス

小島 次は趣味についてお話を。趣味はなんですか?

  写真を撮ること、犬を飼うこと、それからテニス。この3つですかね。

小島 まず犬の話から。写真を見せてもらえますか?

  毎回、犬種を言うと誰もわかってくれなくて、悲しいんですけど。「何を飼っているんですか」って聞かれて答えて、「ああ、わかんない」って言われる。この犬です。

dog-phtoho

写真:林 優一

小島 これって『名犬ラッシー』のあの種類ですか。

  ではないですね。シェットランドシープドッグ(※)っていう。

小島 えーっと…(笑)。あ、でも、見たことあるような……。いま何歳ですか?

  3歳ですね。

小島 へー、かわいいなあ。めっちゃかわいい。

  かわいいですよ。散歩は大変ですけどね。1回40分から1時間ぐらいで、1日2回。

小島 結構大変そうですね。

  あとは旅行や遠出が制限されます。最近はペット可の宿泊施設も増えてきたので、行こうと思えば一緒に行けますけど。

小島 おすすめのサービスがありますよ。「DogHuggy」(※)って知っていますか? 犬版のAirbnbみたいな感じで、犬を預ける人を探せるサービスです。

  へえ。

小島 これがすごいんですよ。創業者がいま19歳か、20歳になったのかな(編注:創業者の長塚翔さんは現在20歳)。大学には行っていなくて、高校出てサイバーエージェント・ベンチャーズから資金調達しているんですよ。よかったら使ってみてください。ホストにもなれるので。

  なるほど、あとで見てみますね。

小島 2つめの趣味は写真、カメラなんですけども。今日はカメラをお持ちいただいているとのことで。

  はい。キヤノンの一眼レフとミラーレスです。

小島 ミラーレスと一眼。2台はどう使い分けていますか?

  犬の走っている写真は望遠で遠目から撮るので一眼レフ。家族とか普通のスナップ写真、お散歩や旅行に行くときはミラーレス、って感じですね。がっつり撮るとき用と、手軽に撮るとき用。

小島 一眼レフ、持ってみてもいいですか。

  どうぞ。

小島 お、重い!

  (笑)。このカメラを買ったのが、単純に連写が速いから、犬を撮りやすいっていう。

小島 動いているところをバシバシって撮れる。かなり高そうじゃないですか?

  パシパシって撮るためにわざわざ買ったみたいな(笑)。

小島 もともと写真は好きで?

  もともと好きだったんですけど、犬を飼い始めたらカメラを買い換えましたね。

後編に続く

[撮影:後藤利江]

KEYWORD

Redmine(↑)
オープンソースのプロジェクト管理ツール。チケットでタスクを管理し、ガントチャートで進捗を確認したりできる。
参考記事:https://liginc.co.jp/web/tool/app/45772
iA Writer(↑)
iA Labsが開発しているMarkdown記法対応のエディターソフト。iOS版、Mac版、Android版があり、デバイス間でドキュメントを共有できる。iOS版が3.99ドル、Mac版が9.99ドル。
公式サイト:https://ia.net/writer/
g.o.a.t(↑)
KDDIウェブコミュニケーションズが2016年7月にリリースしたブログサービス。シンプルなUIとビジュアル中心の見せ方が特徴。読み方は「ゴート」。
公式サイト:https://www.goat.at/
シェットランドシープドッグ(↑)
アニマルプラネットのガイド記事によると、「体長が体高よりやや長く、小型で機敏な動きを得意とする犬種です。滑らかな歩調で地面を踏みしめながら歩きます」とのこと。担当編集も疎いので、これより詳しい解説が書けません。
DogHuggy(↑)
株式会社DogHuggyが運営する、飼い主とドッグシッターのマッチングサービス。旅行や外出などで預けたい飼い主が、飼育経験のあるシッターをアプリで探して預けることができる。
公式サイト:https://doghuggy.com/

小島芳樹

小島芳樹

ソーシャルゲームやUIデザインの会社にてWebデザイナー・フロントエンドエンジニア・ディレクターを経て、現在は都内のIT企業で企画やアライアンスを担当。2016年より「エンジニア」+「デザイナー」=「テクニカルクリエイター」のためのWebメディア「テクニカルクリエイター.com」を立ち上げ、IT・Web技術やデザインについての最新トレンドを発信している。 最近の趣味は水泳、トライアスロンへの出場を目指して練習中。

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