これなら売れる!Webデザイナーがテンプレート販売で確実に稼ぐ3つの方法

2017/04/06

Daniel Schwarz

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フリーランスのWebデザイナーなら一度は挑戦したいのがWordPressやHTML/CSSなどのテンプレート(テーマ)販売。うまくいけば安定的な収入を得るチャンスでもあります。じゃあ、どうやって?

テーマのデザインで収益を上げられますか?

もちろん、デザインが良く、要求の多い顧客が満足するもので、購入後も顧客をサポートするテーマであれば、確実に収益を見込めます。しかし、計画が必要です。顧客のニーズとニーズにあったテーマを顧客がどこで買うのか把握する必要があります。今回はテーマ作成の3段階、販売・デザイン・サポートについて取り上げます。

どこでテーマを販売するか

テーマ作成者の多くは実在しない顧客層を求めているために、十分な収益を上げられないでいます。テーマをヒットさせるために、凝った新しいトレンドに挑もうと必死になっています。テーマ作成の3段階でなぜ「デザイン」より先に「販売」があるのか不思議に思うかもしれません。なぜなら、需要がどこにあるかを見つけ、顧客が求めているものを供給する必要があるからです。

いきなり「かつてないほど美しいテーマ」をデザインして、Webの最大のマーケットプレイスにアップロードするようなことはやめてください。テーマを販売する大きなマーケットプレイスは上位5%の販売者を大々的に扱います。上位5%に入っていないなら、残りの95%の販売者の中で注目されるのは至難の業です。山ほどあるテーマの中に埋もれてしまうからです。

需要を見つける

対象を幅広くしておけば外れることも少ない一方で、マーケティングは時間がかかります。テーマ作成者の多くは「あらゆる人」をターゲット層に選んでしまって(たとえば、すでに飽和状態の最大マーケットプレイスにアップロードするなど)、たくさんの時間を無駄にしています。

最初に、WordPressなどCMSマーケットプレイスからみていきます。普通のHTML/CSSのテーマでも良いのですが、CMSと相性がよくありません。HTMLをCMSテーマとして使えるようにするために、たくさんの作業が必要になるからです(そして顧客はこの追加作業を好みません)。ですから、普通のHTMLバージョン中心にテーマを作成しないでください。

実際、Webサイトの約25%はWordPressで作成されていますので、確実に顧客層がありますが、需要はどうでしょうか? WordPressのテーマは際限なく選べる状態になっていて競争が激しいので、もう少し的を絞ったほうが良いでしょう。

eコマースのテーマならShopify marketplace、ブログのテーマならGhost marketplaceで直接販売できます。このような専門のマーケットプレイスのほうが顧客は少ないですが、競争率は低くチャンスがあります。マーケットプレイスが大きければ大きいほど、勝ち抜くのは大変です。

テーマを探している顧客のほとんどは、最初にCMS独自のマーケットプレイスに向かいます。リストされているテーマがすべてそのCMS専用に構築されているからです。需要はここにあります

WordPressもそうですが、ほとんどのマーケットプレイスには検索フィルターがあります。どのカテゴリに質の良いテーマが少ないのか、コミュニティを利用してどのタイプのテーマの需要が高いかを調べます。

WordPress Theme Directory

テーマのデザインとコーディング

コードベースのテーマ用のきれいなレイアウトや、UIキット用に適切な名前をつけたレイヤーは必要不可欠ですが、今回は省略して、有用なテーマをデザインするための全体的なアプローチに話を絞ります。

柔軟性

特別なテーマを構築する鍵は柔軟性にあります。顧客は同じテーマをほかの人も購入し、テーマが自分の要求を100%満たさないことも分かっているので、少なくとも少しは改良するつもりでいます。ですからテーマは簡単に変更できるものでないと、成功するのはかなり難しくなります。顧客は変更が簡単にできるか購入前に知りたいので、変更が行き詰ったときに参照できるようにテーマのドキュメントも掲載して、このテーマならうまく変更できそうだと思わせるようにします。

モックアップとUIキット

主にデザインリソースにあてはまりますが、モックアップやUIキットはコード化されたテーマにも適用され、テーマを利用して表示するまでの過程で役立ちます。簡単に説明すると、UIキットがデザインを作る個々の要素(チェックボックスやドロップダウンなど)なのに対し、モックアップは全体のレイアウト例(と場合によって追加のバリエーション)です。

バリエーションはどのくらい示すべきでしょうか? または、UIキットだけを作って、顧客自身でカスタマイズしてもらったほうが良いでしょうか? 顧客のスキルは人により異なるので、自分でレイアウトできるようなUIキットの部品と、1、2カ所だけ改良する場合の実例を少しずつ両方提供できれば理想的です。

ヒント:デザインファイルのみでテーマのコードを記述する場合は、ドキュメントとクラススタイルがあらかじめ定義されているBootstrapなどを利用してください。Bootstrapの基本テーマにビジュアルスタイルを作成するだけです。

ドキュメントとカスタマーサポート

テーマを作り、1つまたは複数のマーケットプレイスにアップロードして販売する。これで終わりでしょうか? テーマのメンテナンスと、カスタマーサポートを続けることは、実際にはテーマそのもののデザインと同じくらい重要です。

テーマを決めるとき、カスタマーは必ずレビューを見て、購入者のコメントをチェックします。

ドキュメントとFAQ

販売を始めたテーマはそのうち多くの人に購入されるので、最初からドキュメント(または少なくとも簡潔なFAQ)を作成し適宜アップデートします。そうすれば、困ったときに作成者からの回答を待たずに参照できます。

カスタマーサポート

テーマに関する質問への回答や、カスタマーサポートの提供は、購入意欲がある見込客を購買客に変えるすばらしい方法です。同時にレビューを書いてもらえれば、さらに購買客を増やすことにつながります。顧客からのリクエストもニーズ(たとえば需要)を把握するのに役立ち、今後のテーマの具体的な形を考えるのに参考になります。

最後に

テーマのデザインからコーディング、販売までの過程はとても楽しいのですが、自分の趣味で視覚的に楽しいものを作らないように注意してください。またデザインはさまざまな問題を解決するはずですが、カスタマーの声とニーズに耳を傾けてください。Webデザインのトレンドを試してみたくなったら、週末プロジェクトにとっておいてください。

一番大事なことは楽しむことですよ!

(原文:How to Design and Sell Themes (with Success)

[翻訳:和田麻紀子/編集:Livit

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Daniel Schwarz

Daniel Schwarz

フルタイムのデザインライター、デジタルノマドです。デザインやコードに関する執筆以外には、自身が立ち上げたクリエイティブスタジオ「Airwalk Studios」で作業することもあります。ロンドン出身の24歳。

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