まだSEO会社に頼んでるの?これなら自分でできる外部SEO、4つのアプローチ

2016/09/14

Maria Lopez

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さすがにいまどきリンク買うなんてことはないと思いますが、被リンクを増やすのに苦労している…というマーケターさんへ。ちょっと別の視点で考える、オフページ(外部) SEO施策について。

オフページSEOが話題になっているとき、たいてい話されるのはリンクビルディング(被リンク獲得)についてです。それは実にもっともなことで、価値の高いリンクの被リンク作成はSEOの要の1つだからです。しかし、リンクビルディングだけがオフページSEOではありません。Webサイトのトラフィック運用を効率化するだけでなく、オフページを引き起こし、Webサイトの信頼性やオーソリティ、検索結果のランキング順位を向上させるには、いろいろな最適化方法があります。

この記事では、Webサイトのオフページ要素を整えて検索結果でのポジションを管理し、ランク順位を上げるための方法についていくつか説明します。すべて、新しいリンクを作らずに作業できます。

Googleナレッジグラフ

ナレッジグラフでグーグルが目指しているのは、Webサイトから得られたセマンティック検索情報を使った検索結果の強化です。言い換えれば、ナレッジグラフとは人がなにを検索しているのか識別し、その情報をSERPに直接供給するためにグーグルが使っている方法です。ビジネスあるいはパーソナル・ブランドをナレッジグラフに表示させれば、そのフロントページに直に飛べます。

Zappos Knowledge Graph

ナレッジグラフはほかの人のコンテンツにリンクしたり、検索する人が自分のWebサイトを通り過ぎてしまったりすることがあるため、気に入らないというマーケターもいます。しかし、望む、望まないにかかわらず、ブランドワードを表示してくれます。この場合、長いものには巻かれるしかありません。さらに、結局は、オフページSEOを上手に最適化できれば、デメリットを超えるメリットを手に入れられます。

では、自分のブランド用のナレッジグラフがきちんと表示されているか確認し、そのためのコンテンツを最適化するにはどうすれば良いのでしょうか。

Google+

第一のステップは、自分のビジネス用のGoogle+ページを作り、ビジネス内容に合うビジネスタイプを選択することです。ページを作成するときには、人々が自分のビジネスを検索する際に打ちこむブランド名を使用してください。たとえば、レクリエーショナル・イクイプメント(Recreational Equipment, Inc.)なら、Google+ページを作るときREIという名前を用います。どんな名前を使ったら良いかわからなければ、Google Search Console(Googleサーチコンソール)やアナリティクスレポートをチェックし、どのキーワードが最大のインプレッションを生み出すのか検討しましょう。

Google+での存在感が高まれば高まるほど、グーグルがナレッジグラフのリッチスニペットを提供し、自分のフィードを検索結果に入れてくれる可能性が高くなります。定期に投稿やキャンペーンを実施しコンテンツへの「+1」を多く獲得し、Google+のプロフィールをアクティブにしておいてください。これにより、グーグル側にブランド情報を伝えられるという付加価値が生まれ、リッチスニペット内のコンテンツ最適化に役立ちます。

ウィキペディア

ウィキペディア(Wikipedia)とウィキデータ(Wikidata)は、グーグルがFreebaseから移行して以来、ナレッジグラフのソースとしてはおそらく最大勢力と言えます。グーグルは企業タイプ、説明、そして詳細といったナレッジグラフ情報を追加する際、ウィキペディアのデータをかなり使っているのです。ウィキペディア系列のWebサイトに所属しているサイト、特にウィキペディアとウィキデータは、ユーザーがあなたのブランドを検索したときに、グーグルがナレッジグラフを表示するのに必要な強力なヒントを与えています。

企業またはパーソナル・ブランドのページがウィキペディアに存在しない場合、すぐに作ったほうがいいでしょう。そのとき、次の情報を含むようにしてください。

  • ラベル:ブランド名(個人ブランドなら自分の名前)を入力します。Google+ページと同様、人々が検索に使う名前を入力してください
  • 説明:同一の、または似ているラベルを使用している項目と差別化するためのミニ情報を入力します。「ミニ情報」としたのは、ここには完全な文ではなくキーワードを入力する必要があるからです。WooRankなら、「デジタルマーケティングツール」や「検索エンジン最適化ツール」といったキーワードを入れられます。その際の句読点や文法ルールについてはWikipedia’s description guidelineをチェックしてください
  • 公式Webサイト:公式WebサイトのURLを入力します。これで、Webサイトにアクセスした人がほかの場所にリダイレクトされることがなくなります
  • FreebaseのID:Freebaseにプロフィールを持っているなら、IDをウィキペディアのページの最後に加えてください。グーグルがFreebaseを高く評価していないことは確かですが、自分のウィキペディアページへのアクセスを確実に手助けはしてくれます

自分の企業用のウィキペディアページをまだ持っていないなら、ページ作成を申請します。特に企業ページの場合、ウィキペディアからの承認はそう簡単にはいかないので、ウィキペディアのガイドラインに必ず従うようにしてください。記事作成や利害対立の回避についてさらに詳しく知るには、Organizations FAQ sectionを熟読してください。

Googleマイビジネス リスティングを使う

グーグルはナレッジベース情報の取得にマイビジネス リスティングをよく使っています。マイビジネス リスティングは企業名や所在地、そして電話番号(まとめてNAPと呼ぶ)を検索エンジンに表示させるには最適な方法です。ローカルビジネスを所有している、またはローカルSEOを頻繁に使用する人にとっては、特に大事なポイントです。実際、正確なNAP情報をオンライン表示するということは、ローカル検索のランキング結果を上げるための最強の手段の1つなのです。

ナレッジグラフにはローカルビジネスのレビュー概要が含まれることがあります。そのため、良質なレビューも得られるように最善を尽くしましょう。

YouTubeを使う

企業としてマルチメディアコンテンツを作っているのなら、YouTubeに投稿しましょう。これはミュージシャン、あるいは収入源として映像制作をしている人にとっては特に重要となります。というのは、グーグルは楽曲や他の映像コンテンツの情報を得たり表示したりするのにYouTubeを使用しているからです。たとえば、テイラー・スウィフトの検索結果には一番人気がある3曲が表示されています。こうしたリンクをクリックするとGoogleカルーセルが登場、テイラー・スウィフトのYouTubeチャンネルに投稿されたYouTubeビデオが表示されます。

Taylor Swift Knowledge Graph

ソーシャルメディアを活用する

ソーシャルメディアとSEOの関係は、少し分かりづらい問題です。グーグル自体は、Facebookのいいね数やTwitterのフォロワー数といったソーシャル的な要素でランキングシグナルは得られないと公言しています。残念ですが、ソーシャルメディア上でどれだけ人気になっても、検索結果に直接響くことはなく、ソーシャルメディアのプロフィールに自分のWebサイトのリンクをつなげても、リンクジュースは獲得できません。しかし、ソーシャルメディアを使ってSEO対策の効果を上げる方法はあります。

  1. 検索エンジンはソーシャルメディアページ上もクモのようにクロールしています。『基本すぎて誰にも聞けない、 SEOで最初に取り組むべき3ステップ 』でも書いたとおり、Facebook、Twitter、YouTube、それ以外のソーシャルメディアサイトに自分のWebサイトへのリンクを投稿するという行為も、その 「クモ」を見つけだして新しいWebサイトの上をクロールしてもらい、インデックスをつけてもらうための1つの方法なのです。Pinterestのアカウントを持っているなら、URLをピンの詳細に加えておきます。
  2. 検索エンジンはソーシャルメディアのページもインデックスしています。WooRankで検索すれば、WooRankのTwitterやLinkedInのページが3位または4位に表示されます。WooRank social media pages in SERP
    これは大切なことです。なぜなら、これでユーザーをこちらのエコシステム内に囲い込み、コンバージョンファネルから移動させられるようになるからです。
  3. グーグルはTwitterを SERPに統合しました。結果、いまではツイートがブランドキーワードの検索結果にカルーセル形式で表示されるようになっています。これは個人や企業アカウントを問いません。ツイートはニュース結果の下、ページの右上に掲載されています。ナレッジグラフと同じように、ツイートからブランドキーワードの Webページのトップに飛ぶこともできます。
  4. Google以外の検索エンジンは、ソーシャルオーソリティをランキングシグナルとして使用しています。Googleがランク付けにソーシャルシグナルを使わないからといって、ほかの検索エンジンでも同じとは限らないのです。事実、Bingは2010年に、Search Engine LandのDanny Sullivanの質問に対し、ソーシャルシグナルを使ってユーザーのソーシャルオーソリティを決定し、検索結果に反映させていることを明言しました。
    そう、SEOにおいて「検索エンジン」がGoogleを指すことはとても多いですが、世界第2の勢力を持つBingでのランキングを上げられるようにと、 少しだけでも時間をとってソーシャルメディアでの存在感を高めれば、長い目で見ると効果があります。それに、Googleが検索ランキングにソーシャルシ グナルを使い始めないとも限らないのです。

ドキュメント共有サイトを使う

PowerPointのスライドショーやPDFといった、Googleの検索ロボットがアプローチしにくいドキュメントがある場合、SlideShareなどドキュメント共有サイトへの投稿を検討します。自分のWebサイトに掲載しているほかのコンテンツと同じように対応してください。まずキーワードを研究してターゲットを決め、次にキーワードのページ要素を最適化します。最適化が必要な要素がこちらです。

  • ファイル名:プレゼンテーションファイルにはキーワード力の高いファイル名をつけます。また、小文字だけを使う、単語間にアンダースコアを入れないといった成功事例を守ります。
  • タイトルタグ:SlideShareのタイトルタグを、SEOと同じように最適化します。タグの長さは50字から60字までにし、関連キーワードを入れてください。
  • メタディスクリプション:SEOの成功事例はタイトルタグだけでなくメタディスクリプションにも応用できます。155文字以内にとどめて明確にし、アクション型言語を含めてください。SlideShareからは推奨のディスクリプションスペース以上のものが得られますので、文字数をきちんと数えます。
  • トランスクリプト(転写):検索エンジンはスライドショー内をクロールできないので、テキスト内で使用したキーワードは検出されません。しかし、SlideShareはスライドショーを転写してWebページ上に載せるため、プレゼンテーションキーワードの力を強めておいてください。

Webサイトへと誘導するCTA(コールトゥアクション)を効率的に使えば、SlideShareのランキング力の恩恵にあずかれます。リンクジュースを得られない場合、Webサイトのリンク属性がnofollowになっているかもしれません。しかし、それでもコンテンツを検索エンジンのトップに持ってきて膨大な閲覧数を稼ぐことは可能です。そのとき、CTAを使ってユーザーを自分のランディングページに誘導できます。

サイテーション、Webディレクトリ、ビジネスレビュー、コメントを活用する

サイテーションとは、外部Webサイトにおけるビジネス名やアドレスの一覧で、通常は商工会議所やコミュニティグループのWebサイトなど、ローカルビジネスのディレクトリを意味します。一貫した正確なNAP情報はローカルランキングシグナルにとって一番大切な要素ですので、ローカルサイテーションのすべてと同じ内容になっているかしっかり確認してください。逆に言うと、不正確でバラバラなNAP情報はランキング要素をネガティブにするもっとも強い要因でもあります。掲載した情報がすべて正確かどうかいちいち確認するのは大変ですが、とても大切なことです。

Webディレクトリは簡単な被リンク生成を検討するSEOでは常識でした。残念なことに、ユーザーにとってほとんど価値のない低品質で迷惑なディレクトリがたくさん生み出されてしまいました。しかし、Best of the WebAlltopなど高品質のディレクトリにURLを登録すれば、Webページを検索エンジンに発見やクロールをしてもらいやすくなります。

レビューはローカルSEOでもっとも論じられているものですが、どんなビジネスにとっても大切なオフページSEO要素です。良好なレビューを得られればブランドの知名度と信頼度も高くなり、ビジネスのサイテーションとして機能し、コンバーション向上に役立ってくれます。実際、カスタマーの80%はオンラインレビューをリアルの口コミと同じくらい信頼しています(偽のレビューについて心配もしているものの)。ドキュメント共有サイトと同様、ビジネスをYelpなどレビューランキングサイトの上位に押し上げることにより、ビジネス名を、通常は競合したり最適化したりするとは限らないキーワードの検索ランキングのトップに持ってこられます。

ブログやフォーラム、Q&Aサイトにコメントを投稿をする手法(ブログマーケティングまたはフォーラムマーケティングとも呼ばれる)も昔からあるSEOトリックで、以前ほどは効果を望めないものの、いまでも役に立ちます。フォーラムやブログのコメント欄のほとんどは自動的にリンクをnofollowリンクに変えますが、だからといって無価値ではありません。価値を高められるようなディスカッションに参加したり、質問に回答したりすれば、その分野に詳しい人としての評判を得られます。さらに、価値の高いブログやフォーラムに頻繁にアプローチすれば、Googleはあなたのビジネスを信頼性やオーソリティ構築につながる正しい場所へと配置してくれるでしょう。

最後に

さて、まとめです。新たなリンクを一切作らなくてもランキング順位と露出を上げてくれる4つのオフページSEO戦略を紹介しました。一番素晴らしいのは、ここで紹介した要素はすべて自分で完全にコントロールできることです。そしてさらに良いことに、オフページSEOとはより多くのトラフィックを得られるだけでなくブランドの露出を高めることにもつながるため、もっと質の高いトラフィックも得られるようになることです。

※本記事はWooRankのSEOシリーズの1つです。SitePointでの記事公開に協力してくれたパートナーへのサポートに感謝します。

(原文:Off Page SEO: Beyond Link Building

[翻訳:加藤由佳/編集:Livit

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Maria Lopez

Maria Lopez

WoodRankのデジタルマーケティングの専門家です。イベント運営に加え戦略的マーケティング、ブランドおよびコーポレートコミュニケーションの分野に8年以上携わっています。

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